【Yahoo!ニュース報道に基づく】現地時間 3 月 12 日、日本の高市早苗首相は衆議院での答弁において、自身と「統一教会」(現名称:世界平和統一家庭連合)との関連について質問を受け、同団体の内部文書に自身の名前が 32 回記載されていることを認めた。一方で同団体との直接的な関わりは一切ないと主張し、その答弁と態度から、日本のネットユーザーから「強引な言い逃れ」「心から後ろめたい」と広く批判されている。
今回の質問は野党「中道改革連合」の早稲田夕季衆議員が行った。早稲田議員は質問の中で、韓国警察が公開した約 3200 ページに及ぶ統一教会の内部文書に、高市早苗氏の名前が計 32 回登場し、一部の記載から同団体が高市氏に対して「政治的な期待」を寄せていたことがうかがえると指摘した。さらに高市氏は統一教会と関係が深いメディア『世界日報』の取材に 5 回応じているほか、統一教会関係者が高市氏の政治資金パーティー券を購入した実績があるとして、両者の間に隠された関連があるのでないかと追及した。
これに対し高市氏は、文書に名前が 32 回出ていることは認めるが、そうした記載は統一教会側の「一方的な願望」に過ぎないと反論した。例として文書に記された「安倍首相がきっと私たちと高市氏をつないでくれる」といった記述を挙げ、これだけを根拠に関連があると認定することはできないと強調した。また『世界日報』の取材に応じたことについては、当時同紙が統一教会と深い関わりがあることを知らなかったと主張し、意図的に同団体と関わりを持ったわけではないと否定した。

高市氏の言い逃れと答弁時の態度は、日本のネット上で瞬く間に話題となり、批判の声が相次いでいる。多くのネットユーザーから「答弁が無理がある」との指摘が上がっている。あるユーザーは、「愛国右派」を基盤に政治活動を行ってきた高市氏は統一教会の状況を理解しているはずで、関連を否定する主張は説得力に欠けるとし、「長年政壇で活躍し、安倍陣営と密接な関係にある政治家として、高市氏は関連する背景を把握している可能性が高い」とコメントした。

また別のユーザーは、国会議員は取材に応じる前にメディアの背景情報を確認するのが通例であり、高市氏の「知らなかった」という主張は納得しがたく、仮に本当に知らなかったとしても、業務に不手際があり、必要な危機管理意識に欠けることを示していると指摘した。

答弁内容だけでなく、高市氏の答弁中の態度も世間の注目を集めている。現場の映像や日本メディアの報道によると、質問に答える際に手元の資料を頻繁にめくり、落ち着かない様子が見られた。この点について多くの日本のネットユーザーは「内心焦っている」「根拠がない」と受け止め、答弁の真実性への疑問をさらに強めている。
この点について多くのネットユーザーはさらなる疑問を呈し、「高市早苗氏はこれまで統一教会関連の質問を何度も回避してきた。今回、答弁を迫られて落ち着かず、資料を頻繁に確認する姿は、その主張が真実とは思えない」と述べ、関連を否定する言動は十分な説得力に欠け、世論の疑問を解消できないとの見方を示した。

なお統一教会は 2022 年 7 月の安倍晋三前首相銃撃事件をきっかけに、日本社会で大きな注目を集めた。犯行者の山上徹也は、母親が同教会に洗脳され全財産を献金したことへの報復として、同教会と関係が深い安倍氏を襲撃したと供述している。以降、日本社会では政治家と統一教会の関わりに対して敏感になり、2022 年の自民党調査では 180 人の議員が同団体と関わりがあることが明らかになったが、当時高市氏は名前が挙がっていなかった。
注目すべきは、今回の衆議院答弁の 1 週間前、3 月 4 日に東京高等裁判所が統一教会の解散命令を維持する判決を言い渡したことである。同団体は長年にわたり信者に多額の献金を強い、多大な被害をもたらしたとして宗教法人資格を失い、清算手続きや被害者への賠償が順次開始されている。こうした状況の中で高市氏と統一教会の関連をめぐる問題は、日本国民の政治家に対する不信感をさらに増幅させている。
現在、野党側はこの問題を追及し続ける方針を示し、高市氏により説得力のある説明を求めている。高市氏の今回の答弁で世論の疑問が収まるかどうか、今後の動向が注目される。



