2025年赤ちゃん名前、男の子「湊」女の子「翠」が人気 漢字の多様な使い方で個性際立つ

2025年赤ちゃん名前、男の子「湊」女の子「翠」が人気 漢字の多様な使い方で個性際立つ

2025年に生まれた赤ちゃんの名前で、男の子は「湊」(主な読み「みなと」)、女の子は「翠」(主な読み「すい」)がそれぞれ1位となった。明治安田生命保険が12月9日に発表した調査結果で、いずれも初の首位獲得だ。この調査は、同社の保険加入者などを対象に毎年行われており、今年は約1万4000人分のデータを基に集計された。

男の子の1位「湊」は、前年の15位から大きく順位を上げた。漢字は「水が集まる場所」を意味し、多くの人との出会いやつながりを願う親の思いが反映されているという。同社は「人との結びつきを重視する傾向が強い」と分析する。2位は「伊織」と「結翔」が同着で、読み方では「ハルト」が17年連続でトップを維持した。

女の子の1位「翠」は、鮮やかな緑色を表す漢字で、上品さと生命力を感じさせる。2位は「陽葵」(ひまり・ひなた)、3位は「紬」(つむぎ)と続き、読み方では「エマ」が首位に返り咲いた。グローバルに響きが良く、外国語表記でも自然な名前が人気を集めている点も特徴だ。

一方、ベネッセコーポレーションの「たまひよ」ランキング(16万6000人超対象、1~9月生まれ)では、男の子が「碧」(あお)で2年連続1位、女の子が「翠」(すい)で史上初の1位となった。こちらでも一文字漢字のシンプルさが目立ち、男の子では「朝陽」(あさひ)や「晴」(はる)が順位を上げ、空や光を連想させる名前が増えている。

共通する傾向として、漢字一文字の名前が上位を占めるケースが多い。男の子ではトップ10の半数が一文字で、女の子でも自然や色をイメージする漢字が好まれる。親たちは「読みの響き」と「漢字の意味」を最も重視しており、たまひよの別調査では、それぞれ1位と2位に挙がった。画数も考慮する人が多く、全体の約4割が気にしているという。

この変化の背景には、社会の多様化やグローバル化があると専門家は指摘する。明治安田生命によると、格差や孤立が問題視される中で「絆」や「輝く人生」を願う名前が選ばれやすい。また、外国語でも違和感のない響きを意識する親が増え、「エマ」「サナ」などの読みが上位に入る。たまひよの調査でも、日本的な情緒を感じさせる「結」「桜」「心都」などがランクインし、伝統と現代のバランスを求める動きが見られる。

名付けの現場では、戸籍法改正の影響も残る。今年5月の改正でふりがな記載が義務化され、奇抜な読み方が制限されたが、ランキングに大きな乱れはなく、むしろ漢字の意味を重視した堅実な選択が定着した形だ。

親世代の声を取材すると、「呼びやすい響きと、成長してからも恥ずかしくない漢字を選んだ」という意見が多かった。ある父親は「湊のように、人を集める温かい子になってほしい」と話す。母親からは「翠は透明感があり、凛としたイメージがぴったりだった」との声も。

2025年の名前は、シンプルさと深い願いが融合したものが多い。子どもたちが多様な社会で活躍する時代を反映し、親の愛情が込められた選択が続いている。

Zozo
Author: Admin Z

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