韓国の人気ボーイズグループ・Riize(ライズ)が、YouTubeでの累計再生回数10億回を突破したことが明らかになった。2023年9月の正式デビューからわずか2年での大台到達は、今のK-POPシーンでも異例のスピードといえる。
所属事務所SMエンタテインメントによると、この記録には公式ミュージックビデオ、パフォーマンス映像、舞台映像などRiize関連のコンテンツが含まれている。中でも代表曲Get A GuitarやLove 119は、公開直後からSNSで話題を集め、グループの成長を象徴する作品として世界中のファンに広がった。
特にGet A Guitarは、音楽的完成度の高さと映像美で注目を浴び、1億回再生を超えるスピードでも記録的だった。デビュー当初、彼らは「成長するボーイズグループ」として活動を始めたが、その成長曲線はまさに言葉の通り。デビュー2年目の今、海外メディアも「次世代K-POPリーダー」としてRiizeを取り上げることが増えている。
メンバーのショウタロウは今回の快挙について、「毎日コメントやリアクションを見て、こんなにも多くの人が僕たちの音楽を聴いてくれていることに感謝しています」と心境を語った。アンタリ(ファン名称)と呼ばれる彼らのファンダムは現在、韓国だけでなく日本、アメリカ、東南アジアなどにも広がり、オンライン活動とライブ公演の双方で急速に拡大を続けている。
Riizeは2024年から本格的な海外プロモーションを展開し、アメリカの人気音楽番組や大型フェスティバルにも出演。デビュー曲のほか、新曲Talk SaxyやImpossibleで新たな音楽ジャンルにも挑戦し、表現の幅を見せつけた。
音楽評論家の間では、Riizeの成功要因として「デビュー前から磨かれた実力」と「SNS時代のファンとの距離感の近さ」が挙げられている。緻密な映像表現とリアルな舞台パフォーマンスの両立が、彼らを“単なる新人アイドル”ではなく、“世界的アーティスト”へと押し上げたと言えるだろう。
YouTube記録達成を受けて、ファンの間では「次は20億回が目標」といった声も広がっている。SMエンタテインメントは「Riizeはこれからも音楽とパフォーマンスを通じて世界中のファンと“共に成長する”というアイデンティティを守りながら進化を続けていく」とコメントを発表した。
デビューから2年。彼らの歩みはまだ始まったばかりだ。10億回という数字の向こう側に、Riizeがどのような未来を描くのか――世界の視線はますますその動向に注がれている。
写真出典: TenAsia, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons



